私は社会人2年目の頃に、高校時代に仲の良かった友人達と沖縄へ女子旅をしました。その時に1人の友人がやってみたいと言うことで、体験ダイビングをやってみたのですが、ここでダイビングに強い興味を持つようになったのです。ダイビングのDVDや動画などを見て、私も海を思いっきり泳いだり、沖縄などの美しい海の中の景色を自分の目で見てみたいと思うようになっていきました。
そこで再び友人を誘ってダイビングに出かけてみたところ、海の楽しさを思う存分満喫することができたのです。しかし体験ダイビングではインストラクターと一緒に泳がなければならず、行けるところも限定されてしまいます。もっと海に深く潜ってみたい、もっときれいな場所で自由に潜りたいと言う思いから、ダイビングライセンスを取得することを決めたのです。
ダイビングライセンスを取得するためにインターネットで調べてみると、日本にはいくつかダイビングライセンスを取得することができるスクールが全国各地にあることがわかりました。その中でも私が気になったのがやはり沖縄のダイビングスクールです。授業料も比較的安く、口コミを見ても評判が良かったので、沖縄のダイビングスクールの中でも、ワールドダイビングと呼ばれるところで沖縄ダイビングライセンスの取得を目指すことを決めました。
さまざまなコースがある中で、私は2泊3日でライセンスの取得を目指すことができるものを選んでみました。最初は1人で参加すると言うことで心細かったのですが、周りを見てみると私と同じように1人で参加している人はとてもたくさんいました。またインストラクターもとてもフレンドリーな雰囲気であったため、あっという間に馴染むことができたのです。
一日目はまず最初にダイビングにおいて使う器具の扱い方、海でどうやって呼吸を行うのかなど、必ず必要となる基礎知識を学ぶことから始めました。多くの言葉が初めて聞くもの、また見るものであり、きちんと覚えることができるのかと言う不安があったのも事実です。実際の器具を使い説明してくれたり、インストラクターがわかりやすく指導を行ってくれたため、このような私でもすぐに覚えることができました。2日目にはいよいよ海での実践が始まり、浅い部分で実技を学びます。
レギュレーターをどうやって海の中で探すのか、また浮力の調整具に空気を入れる方法、実際に入れたり出したりして、海の中で浮かぶコツを教わりました。また潜った後に絶対に覚えておかなければならない大切なことなども知りました。その他にも浜で泳ぐ練習をし、いよいよ潜水のスタートです。
潜水は水面からロープを見て潜るのですが、私の場合にはすぐに浮いてしまうため、なかなかうまく潜ることができませんでした。しかしインストラクターが熱心に指導を送り返してくれて、何度か練習をするうちにコツを掴んで、すぐに潜ることができるようになったのです。海の中に潜ると、沖縄の海と言うこともありきれいな魚にすぐに出会うことができました。私が実際に目で見たいと思っていた憧れの珊瑚、隠れクマノミの姿などもはっきり見えて、本当に感動でした。
インストラクターから魚の名前も教えてもらい、終始感動しながらそして楽しみながら講習を受けることができたのです。ダイビングでは最初は息苦しく思うこともありましたが、終わった頃にはすっかりとそんなことも忘れていました。2日目が1番充実していました。3日目も同じように海洋での実習を行い、最後に見事にダイビングライセンスを取得することができたのです。
ダイビングライセンスを取得してからは、いろいろな海でダイビングを楽しんでいます。ワールドダイビングに通ったときには、沖縄県の恩納村にある青の洞窟がダイビングポイントとして有名だと聞いていたので、いつかは絶対に潜ってみたかったのです。
実際にダイビングライセンスを取得してから青の洞窟に行ってみました。透明度の高い海水が光に反射して青く見えることから、とても幻想的な姿でした。沖縄の海はどこまでも青く澄んでいて、魚たちもカラフルでピカピカと光っていて本当に美しいです。ダイビングの技術も上がり、今ではどんどん深くもぐれるようになり、酸素ボンベを使い呼吸も自然に楽にできるようになっています。ここまで技術を上げられたことに、心から嬉しく感じます。実際にスクールで知り合った人たちと友達になることができ、SNSでメッセージ交換をしたり、実際に潜った時に撮った写真を送り合う、電話で話をするなど趣味を通じてたくさんの仲間ができたことにも感謝しています。
今はまだ冬で寒いので、今年の夏に休みを取ることができたら、また沖縄のあのうつくしい海で潜り、魚達と一緒になりゆったりと海の中を泳ぎ回りたいです。仕事で疲れきった体もいやせそうです。今は楽しく海に通うことができていますが、最初は海に入るときの緊張感があり、今思い出しても怖さを感じます。危険と隣り合わせであることをしっかり頭に入れつつ、安全に、そして冷静に判断しながら楽しみたいです。